毎月1回開催の排泄委員会の報告です。今回は岐阜県にある「特別養護老人ホーム サンライフ彦坂」を訪問し、勉強してきた内容について施設内で報告し検討を行いました。
当ホームより4名が訪問し、「サンライフ彦坂」では、明るく元気で優しさあふれる皆様方に、とても温かく迎えられ、見学・勉強をさせていただきました。
今現在も日中おむつゼロを継続されているとのことで、「サンライフ彦坂」で考えるおむつゼロとは、ご利用者1人1人が「したいことができる」をスタンスに、「何でもやりたい」という本人の意欲を大切にして、その願いを叶えることで、また思いが続いていく所に支援の手を向けた結果、おむつゼロになったと話されていました。達成までは決して楽な道のりではなかった様ですが、施設理念「誠実と笑顔」に添った、強い信念を持たれた活気のある現場ということを感じました。
私たち介護者には、知識や介護技術も必要ですが、1番にはご利用者の心に寄り添える温かさと、生きがいを持った生活の暮らしを支えることが大切であることを今回改めて実感・勉強することができました。
~サンライフ彦坂で感じた魅力~
*何でもやってみないとわからないというポジティブ思考
*新しいことをどんどん取り入れようとする意欲
*仲間を信じ、意見を言い合える結束
*何より仕事に誇りを持ち、生き生きとした楽しさを持っている
訪問を終えて、当施設でも取り入れたいと思うことがたくさんあった分、良きライバルになりたいと強く感じました。今後の取り組みとして、利用者さんに「何がしたいか」聞き目標を立てる。本人の気持ちを引き出すために外部(学校・地域)との交流を増やす。等具体策を考え、おむつ率を出し半年・1年の計画を立てていくこととしました。
スウィート・ハート・ホームの職員も、今回の有意義な勉強を活かし、各職種が力を合わせて、ご利用者主体である日中おむつゼロを目指して頑張っていきたいと思います。
介護職員 中平裕子